では、垂直尾翼の基部やコックピット下に書かれている数字は何でしょう? 2005年シーズン前半の1番機には、垂直尾翼の基部に「46-5725」、コックピット下に「725」と書かれています。
これらは、シリアルナンバー(航空機番号)で、機体毎に異なる番号が与えられています。「46-5725」を例に順に説明しますと、以下を示しています。
「4」:領収年号。その機体が航空自衛隊に納められた西暦年の下一桁。つまり1994年。
「6」:登録順位。機種毎に番号が振られていて、T-4は6です。(F-15は2、F-2は3、F-4は7)
「5」)機種区分。用途毎に区分されていて、練習機は5です。(戦闘機は8、偵察機は6、輸送機は1)
「725」製造順。T-4は初号機に601が与えられましたので、725は125番目の機体。
初号機のナンバーは機種により異なり、代表的な機種では、F-15J(#801)、F-15DJ(#050)、F-2A(#501)、F-2B(#101)、F-4EJ(#301)が初号機です。
シリアルナンバーの下3桁(すなわち製造順)は、ラジオコールナンバー(無線呼出し番号)として、コックピット付近に標示されます。
皆さんも航空祭の地上展示機を見ながら、いつ頃製造された何番目の機体なのか想像できますね。
なお、現在ブルー使用機は、
46-5725 5726 5728 5729 5730 5731 5745
26-5804 5805 です。
<Studio-T>