フォーメーションテイクオフとイントレイルテイクオフ

|  ブルーインパルス雑学  |
 1〜4番機が行う編隊離陸は、そのまま英語の意味で、フォーメーションテイクオフと呼びます。この離陸方式は戦闘機の編隊離陸からきています。フォーメーションテイクオフに対し一機ずつ単機で順番に離陸することをイントレイルテイクオフといいます。横風が強く編隊離陸に危険が伴うときや、滑走路の長さに余裕がなく、万が一の緊急回避行動がとりにくい飛行場など、このイントレイルテイクオフが行われます。長さだけでなく向きによってイントレイルテイクオフが行われることもあります。
 写真を撮る者からすると、やはりフォーメーションテイクオフの美しさを好む傾向があり、イントレイルテイクオフが行われるとがっかりしてしまいがちです。ですが、一列に一定間隔で離陸した1〜4番機が一斉にターンし、その後空中集合(ジョインナップ)して、会場上空にダーティーターンで戻ってくる一連の流れは、ブルーインパルスの見所のひとつでもあるのです。

<Imachan>