フルショウでの離陸の見所

|  ブルーインパルス雑学  |
 ブルーインパルスのアクロバット飛行での離陸方式は、1〜4番機が「へ」の字型のフィンガーチップ隊形で離陸し、直後に菱型のダイヤモンド隊形に形を変えるダイヤモンドテイクオフと、5番機が低い高度から一気に急上昇するローアングルキューバン、6番機が脚を下げたままバレルロールするロールオンテイクオフで構成されています。
 それぞれに見所があります。編隊離陸は戦闘機パイロットの基本操縦技術である編隊飛行の離陸様式を見ることができます。ローアングルキューバンは離陸から一気に高高度に達する戦闘機のハイレートクライムをイメージさせ、また国産中等ジェット練習機T-4の上昇能力を証明しています。ロールオンテイクオフは離陸直後に脚を出したまま低速度で横宙返りをすることで、やはり機体の性能とパイロットの操縦技術を見せています。

<Imachan>