模型(プラモデル)

|  ブルーインパルス雑学  |
 航空ファンの趣味の一つに模型造り(プラモデル)があります。お気に入りの機体を造るのは楽しいし、製作過程では「こんな形状や角度なんだぁ」って、新たな発見もあります。本格的なモデラーのように上手く作れなくても、自分が時間を掛けて製作した期待には愛着が沸くものです。
 T-4ブルーインパルスのプラモデルは、(株)ハセガワから、1/48と1/72のスケールが発売されています。2002年にリニューアルされ、2002年10月時点の配備機のデカールが用意されています。T-4はイルカに例えられるように、機体全体が柔らかな曲面で構成されているので、パーツの接着の際に位置合わせを慎重に行う必要がありますが、部品点数は少なく組み立て易いキットです。機体のパネルラインが繊細な凹のスジ彫りで再現されていて、組み立てる前からパーツを見ているだけでも楽しくなります。当然ながら、T-4は国内のみの運用ですからデカールを替えた派生キットを数多く製品化するには限界があります。ビジネス的には大きな成功を収めることは難しいのですが、2種類のスケールで新金型の製作に踏み切った(株)ハセガワさんは偉い!ご近所のおもちゃ屋さんに無くても、航空祭の業者売店ではたいてい販売されています。1/72は価格も手頃なので、6機まとめて製作する人もいます。
 予め注意することは、現在のプラモデルには接着剤が入っていませんから、別に購入が必要です。また、最近の模型作りでは、キャノピーの透明部分以外は全て塗装するのが普通の造り方なので、数種類の塗料が必要です。デカールが用意されていない機体下面のブルーやコックピット内のグレー、タイヤの黒などは、塗料を揃えたいですね。書店には多くの模型製作のテクニック本が並んでいますから、それらを参考にしながら、自分が出来そうな範囲で楽しんでみてください。また、一歩、T-4ブルーを身近に感じることが出来ると思います。

<Studio-T>