広角で写真を撮ろうパート1!「構図の決め方」

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 航空祭の楽しみ方の一つとして写真撮影があります。飛行機の写真撮影と言うと大きな望遠レンズが必要になると思ってしまいがちですが、スモークの軌跡が美しいブルーインパルスは、それを生かす広角撮影がぴったりの被写体です。そのためテーマを広角撮影にスポットをあて、普段EAGLE305が撮影時に気に掛けていることや、ちょっとしたコツを4回に渡り紹介したいと思います。
第一回目は、コンパクトカメラや、使い捨てカメラでも楽しめることを前提に、広角で撮影する際の構図の決め方を紹介します。
 広角で写真を撮る場合、広い範囲を撮影できる反面「構図」で悩む方は多いのではないでしょうか。こんな時、構図の決定方法として「黄金分割」と言う方法があります。黄金分割とは、古くからある画面の構成法で写真撮影の基本の一つです。画面の中に縦、横それぞれを3等分する線を引き、画面を9つに分割します。線の交差するポイントにメインとなる主題(被写体)を配置すると見栄えの良い写真が撮影できるというものです。(なお、最近のデジカメは機種によって黄金分割の線を画面に表示できる物もあります。)画面の中で目立つ線(地平線など)をこのライン上に置いて、交差する4つの点のいずれかに主題を配置して撮影すると画面にまとまりがでてきます。(作例1、作例2参考)
 ブルーインパルスを広角で撮影する場合、最初は画面の中で、空と地上をどれくらいの割合で入れ込むか迷うことも多いと思います。そんな時、この方法を思い出して下さい。黄金分割も決して万能なわけではありませんが、この方法を憶えておくと普段の風景写真や、スナップ写真を撮影する際もワンランク上の写真が撮れるようになると思います。

<EAGLE305>