動画撮影(その3、動画撮影での立ち位置)

|  撮影TIPS  |
 動画撮影の楽しさは、航空機の連続した動きを収めることです。さぁ、航空機が航空祭会場に進入してきました。あなたはどのように構えますか?何も意識していないと、進入してくる飛行機に対面して構えるのが普通でしょう。撮影ボタンを押して航空機を追っていると、しばらくして上半身の回転が限界に達し、足の位置を変える必要が出てきます。その結果、大きく映像が乱れた経験をされた方が多いのではないでしょうか?水平に航過飛行する航空機の進入から離脱までを撮影するには、上半身を120°くらい回転させる必要があります。戦闘機が航空祭会場上空を囲むように旋回する場合は180°以上。お馴染みのブルーインパルスのファンブレイクなら、270°を超える旋回角です。動画撮影の構え方として、立ち位置がたいへん重要です。最初に飛行機が離脱(最終的に撮影OFF)する方向に上半身を回し、ひねりが耐えられそうなところで足の位置を決めます。それから航空機の進入方向に上半身だけを戻し、進入(最初に撮影ON)するポイントから、撮影できそうかを確認/微調整して、最終的な足の位置を決めます。こうすると撮影後半に、上半身が無理な姿勢にならないので、安定した映像を撮りやすくなるでしょう。また、上半身の回転の中間地点が、飛行のハイライトの位置に来るはずですから、一番撮りたい映像を、最も上半身がリラックスした姿勢で撮ることができるでしょう。
<動画撮影(その4 動画撮影と飛行コース)につづく>

<Studio-T>