海外では、Air ShowとかOpen Houseと表現されていると思います。日本の場合は、○○基地航空祭と表現されることからも分かるように、Open Houseの意味合いが大きいと思います。自衛隊では、一年に一度だけ、基地や分屯基地によっては、広く民間の方々へ基地開放を行います。もちろん入場無料。自衛隊への理解を深めてもらうとともに、地元の皆様との交流を深めることが主な目的です。
「自衛隊の基地とはどういうものなのか?」、「毎日どんな訓練をしているのか?」、「飛行機の性能はどんなものなのか?」、「パイロットの技量はどんなものなのか?」など、民間人である我々に様々なメッセージを織り込み、その基地の任務や特長がわかりやすく紹介されます。救難飛行隊の展示飛行は、洋上や車のいけない場所での救難任務を一目瞭然に見せてくれます。F-15やF-2などの戦闘機の機動飛行は、洋上の訓練空域で実施される日々の訓練飛行の一部を基地上空で実施してくれます。ブルーインパルスは、航空祭のメインイベントとして、飛行機の性能やパイロットの技量を余すことなく、華麗なアクロバットショウとして,、披露してくれます。
催し物は空の上だけではありません。地上には色々な航空自衛隊の飛行機が展示されています。官舎の中ではシミュレーター体験コーナーが設置される基地もあります。また、ヘリコプターや輸送機への体験搭乗や、バスで滑走路上を体験走行できる基地もあります。お子様に大人気の花電車も定番ですし、出店が並んだ売店コーナーは飛行機グッズや地の名産品がいっぱい。
普段は入れない広い飛行場で、普段は見られない飛行機を見る。家族や恋人と、遠足気分で出かけてみるのも良いかもしれません。
<Studio-T>